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最終更新:2024年6月26日
10代の頃は多くの方が皮脂やニキビで悩むものですが、大人になってもニキビやテカりが起こりやすい方は「脂性肌」かもしれません。脂性肌のスキンケアで大切なポイントは、過剰な皮脂分泌を抑えながら毛穴を引き締めることでしょう。 毛穴から皮脂が必要以上に分泌され続ける状態をそのままにしておくと、ニキビができやすいだけでなく、肌に残った皮脂が酸化しやすくなります。その結果、ニキビがさらに悪化して腫れや膿(うみ)を伴うことや、酸化した皮脂で肌がダメージを受け、古い角質が溜まることでくすみにつながる場合があります。脂性肌のスキンケアは「毛穴の引き締め」に重点を置いて行うことを心がけ、皮脂によるトラブルを防ぎましょう。
脂性肌に起こりがちなトラブルといえば、どのようなものを思い浮かべますか?毛穴に詰まったように見える「白ニキビ」や、それが膿を持って腫れてしまう「赤ニキビ」、Tゾーンに脂が浮いてしまう「テカり」や「べたつき」、毛穴が広がって目立つ「角栓」などでしょう。
白ニキビと赤ニキビについてですが、「白ニキビ」は過剰な皮脂が毛穴に詰まって固まった状態で、詰まった皮脂がさらにアクネ菌という細菌に感染し炎症を起こした状態が「赤ニキビ」です。そして、ニキビほどは目立ちませんが、皮脂が詰まってTゾーンなどの毛穴が広がったり黒ずんだりしている状態が「角栓」です。
皮脂の分泌量が多い原因として、もともとの体質が影響しているほか、日頃の生活スタイルが原因になっている場合もあります。
例えば、睡眠不足が続くと交感神経の働きが優位になり、男性ホルモンの分泌が促されます。男性ホルモンは皮脂腺を刺激する働きがあるため、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
脂っこい食事も皮脂量を増やす要因のひとつです。脂っこい食事ばかり摂っていると、摂取した脂肪分を分解してくれるビタミンB2やビタミンB6が不足して脂肪を分解しきれなくなり、皮脂分泌量の増加につながります。
お通じが不安定な状態も皮脂分泌に影響を与えます。腸内環境が悪化すると善玉菌が減ってしまい、肌の健康に欠かせないビオチンなどのビタミンが作られにくくなり、肌の新陳代謝がうまく行われなくなります。その結果、肌のバリア機能が低下してしまい、肌は皮脂の分泌量を増やして外的刺激から自らを守ろうとするのです。
また、ストレスは体内の活性酸素を増やすといわれています。活性酸素は、ニキビをはじめとする多くの肌トラブルの原因になるとされています。
脂性肌にお悩みの方は、何かと忙しく多くのストレスを抱えていることが、食生活の乱れや睡眠不足を招いている可能性もあるでしょう。毎日のスキンケアでは、皮脂分泌の働きを調整してくれる、ビタミンC誘導体のような成分が配合されたスキンケア商品を選ぶだけでなく、手間と時間をかけないシンプルケアも心がけてみてください。