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最終更新:2024年6月26日
シミやソバカス、くすみのない肌に憧れる女性は多いでしょう。
ハイドロキノンは、別名「肌の漂白剤」といわれるほど効果の高い美白成分で、シミの原因であるメラニン色素の生成を阻止するだけでなく、メラニン色素をつくるメラノサイト(色素細胞)そのものを減少させるといわれています。
ハイドロキノンが美白成分として脚光を浴びたのは、意外なことがきっかけでした。
写真の現像作業を行う人の肌が白くなることから、現像液に含まれるハイドロキノンの還元作用が注目されるようになったのです。
アメリカではシミの治療薬として早くから使用されてきましたが、日本においては2001年より、2%までは市販化粧品への配合が許可されています。
できてしまったシミに働きかけるハイドロキノン
ハイドロキノンってどんな成分?
ハイドロキノンは、コーヒーやイチゴなどに含まれている物質で、皮膚を紫外線による損傷から守り、メラニン色素の生成を抑え、さらにメラノサイトそのものに働きかける成分です。
紫外線などの刺激を受けた肌は、さまざまな情報伝達物質が放出されることにより、メラノサイトにメラニン色素をつくるよう指令を出します。すると、メラノサイトでチロシナーゼという酵素が働き、チロシンを酸化させてメラニン色素を生成します。
ハイドロキノンには、このチロシナーゼの活性化を抑制してくれる効果があります。さらに、メラニン色素をつくるメラノサイト(色素細胞)に働きかけ、メラニン色素がつくられないよう、活動を弱めて減少させてくれる作用もあるといわれています。
つまりハイドロキノンには、シミなどの原因となるメラニン色素をつくらせないようにする漂白剤のような力があるほか、活性酸素によって酸化された皮膚の組織を元に戻す働きがあるのです。
そのため、現在美容分野においてとても注目されている成分の1つなのです。
沈着したメラニンに働きかけるハイドロキノン
シミなどができることを防ぐために、さまざまな美白成分が配合されたコスメがつくられています。その中でもハイドロキノンは、ビタミンCなどのほかの美白成分と比較すると、約10~100倍の効果があるといわれています。
ビタミンCは、紫外線によるシミの予防に役立つ成分といわれています。一方、ハイドロキノンはシミを予防するだけでなく、皮膚に沈着したメラニン色素に働きかけることから、すでにできてしまっているシミを薄くする効果が期待できるとされています。
日本ではハイドロキノンの歴史が浅いため、一般的に知られるようになったのは最近ですが、アメリカをはじめとする海外では、古くからハイドロキノンの美白効果が認められ、シミなどの治療薬として使われてきました。
ハイドロキノンは強い漂白作用を持つため、日本では医師の処方による使用に限定されていましたが、2001年の薬事法改正により、市販の化粧品にも2%まで配合することが可能になりました。それ以上の濃度のハイドロキノンは、皮膚科などを受診して医師に処方してもらう必要があります。
ハイドロキノンには強い漂白作用がありますが、医学的には安全性も認められている成分です。ただし、高濃度のハイドロキノンを長期間使用したことで白斑が出るリスクがあることも報告されているので注意が必要です。
また、海外ではシミ治療として使用されることもある、ハイドロキノンモノベンジルエーテルという成分は、ハイドロキノンと名前は似ていますが全く別のものです。
こちらは漂白作用が強過ぎる危険な成分として、日本では化粧品への配合は禁止されています。
ハイドロキノンには、すでにできてしまったシミを薄くする効果がありますが、市販の化粧品は医療機関で処方されるクリームより配合濃度は薄くなっています。濃度が薄い分、アレルギーやかゆみなどが起きにくいといえますが、お肌の弱い方や敏感肌の方は念のため、ハイドロキノン配合の化粧品を使用する前にパッチテストを行うことをおすすめします。
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